7pay(セブンペイ)が2019年7月スタート!nanacoとの違いは?他社のコード決済もセブンイレブンで使えるようになる!?

こんにちは。「○○ペイ」疲れのイノタスです。

2019年4月4日、セブン&アイグループは、独自の"バーコード決済"「7pay」(セブンペイ)を2019年7月から開始すると発表しました。

セブンイレブンでの導入からスタートして、10月以降に他のグループ店や加盟店などでも使えるようになるそうです。

また、4月10日には、競合コンビニが先立って対応している他社のバーコード決済を「7pay」の開始(7月)に合わせて、セブンイレブンでも対応する方針を明らかにしました。

出典:日本経済新聞(2019年4月11日朝刊)

「だったら7payいらなくない・・・?」「nanacoでいいじゃん」

と思ってしまいますが、利用者の混乱をよそにセブンも"時代の流れ"に乗っかるようです。

そこで今回は、「7pay」がどのようなサービスになるのか?について、まとめたいと思います。

 

7pay(セブンペイ)の概要

「7pay」は、PayPayやLINE Payのようにスマホのアプリを使ったコード決済サービスです。

あえて"バーコード決済"と表記しているので、他社のサービスのように「お店側のQRコードを読み取って決済する方式」は採らないようです。

以下、セブン&アイが発表した「7pay」の概要とコンセプトです。

概要
  • サービス名称:「7pay(セブンペイ)」
  • 運用開始時期:2019年7月よりサービス開始(予定) ※当局の手続き完了が前提
  • サービス特徴:スマホをツールとしたバーコード決済サービス
  • 運営会社:株式会社セブン・ペイ
コンセプト

コンセプト:「かんたん」「便利」「おトク」

  1. セブンイレブンアプリから登録
    • セブンイレブンアプリから、最短2タップの画面遷移で「かんたん」に登録完了。
  2. レジでお会計の際に「支払いバーコード」画面を提示
    • バーコードを読み取るだけの「便利」なお支払い。
  3. 7payにマネーを「チャージ」して使用
    • 店頭レジ、セブン銀行ATM、各種クレジットカード等から、いつでも「便利」にチャージ可能。
  4. 7payによる支払いでnanacoポイントが貯まる
    • 7payでの支払いで、お持ちのセブンイレブンアプリに紐付けしたnanacoポイントやバッジ、マイルが「おトク」に貯まる。

出典:セブン&アイ・ホールディングス ニュースリリース

nanacoでいいじゃん

セブン&アイ側は、「かんたん」「便利」「おトク」をやたらアピールしていますが、すでに展開している「モバイルnanaco」とほぼ同じサービス内容になっているため、まったく面白みを感じないコンセプトです。(「モバイルnanaco」:電子マネーnanacoのスマホアプリ版)

しかも、nanacoなら"かざすだけ"で支払いができるので、「レジでアプリを起動→バーコード画面を提示」する7payより、よっぽど「かんたん」「便利」です。

さらに、「7payでの支払いでnanacoポイントが貯まる」とか言ってますが、7payなどの新たなアプリ利用者獲得のための原資を生み出す目的で、nanacoポイントの還元率が引き下げられるため、nanacoやセブンカード利用者にしてみれば、

「7payとか新たなサービスを始めるのは勝手だけど、既存ユーザを犠牲にすな」

「使うだけで1%ポイント付与されるnanacoの方が、よっぽど「かんたん」「便利」「おトク」だろ」

といった不満が募ります。

nanacoポイント引き下げ

※電子マネー「nanaco」利用時:還元率1%→0.5%に半減

出典:セブン&アイ・ホールディングス ニュースリリース

 

※クレジットカード「セブンカード」利用時:還元率0.5%引き下げ

出典:セブン・カードサービス お知らせ

iPhoneユーザーも取り込みたいから

「nanacoでいいじゃん」と言ったものの、モバイルnanacoはAndroid機種でしか利用できないため、iPhoneユーザーにとっては、7payの登場により決済手段が増えるメリットがあります。

セブン&アイ側も、スマホの機種を問わず利用できるコード決済を導入することで、ユーザー数の多いiPhone利用者を取り込めるメリットがあります。

また、コード決済はアプリを起動して利用するため、かざすだけで決済できる電子マネーと違い、アプリを通じて利用者と"コンタクトポイント(顧客接点)"を持つことができます。

アプリからキャンペーン情報や割引クーポンなどを配信できるので、来店を促したり"囲い込み"がしやすくなります。

ただ、これだけ「○○ペイ」が乱立すると、利用者にとっては「かんたん」「便利」どころか、「混乱」「意味不明」になるうえ、セブンイレブンで他社のコード決済も使えるようになるなら「もう増やさなくていーよ・・・」というのが本音でしょう。

まとめ

魅力、新鮮さ、面白みを感じない「7pay」のまとめです。

  • 2019年7月より「7pay」開始:スマホの機種を問わず利用できる"バーコード決済"
    • まずセブンイレブンで導入、10月以降他のグループ店や加盟店にも導入していく
  • 7payでの支払いでnanacoポイント付与(還元率0.5%)
    • サービス開始後一定期間、ポイント上乗せキャンペーンを実施予定
  • 店頭レジ、セブン銀行ATM、各種クレジットカードからチャージ可能
    • 銀行口座からのチャージは未発表
  • 7pay開始に合わせて他社のバーコード決済にも対応
    • どうせならPayPayとかLINE Pay使えるようにして欲しい

おわりに

先述しましたが、「新たなサービスを始めるのは勝手だけど既存ユーザを犠牲にすな」という一言に尽きます。

nanacoやセブンカード利用者にしてみれば、「7pay」の利用メリットをまったく感じないうえ、他社のバーコード決済が使えるようになるなら、グループ内でしか使えない「7pay」をわざわざ使う理由も見当たりません。

「"顧客の囲い込み"がしやすいアプリ会員を増やしたい」というセブン&アイ側の露骨な思惑は結構ですが、利用者に自己都合をゴリ押ししてくるやり方は疑問です。

ま、「より多くのお客様に、分かりやすく、使いやすい形で、複合的にメリットを還元します」と発表しているので、コンビニ業界の王者がどこまでやってくれるか見ものです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(__)m