こんにちは。休みの日は超夜型のイノタスです。
今回は、前回お伝えした「早起きのコツ」つながりで「朝活」について書きたいと思います。
ブームで終わらずにすっかり定着した感のある朝活ですが、
- 忙しくてやりたいことに時間が取れない
- 夜はヘトヘトで活動する気になれない
- 成功者はみな朝活してるらしい
- 今の生活リズムを変えたい
など、このような理由で「朝活を始めてみようかな?」と思う人が多いようです。
わたしは、今でこそ5時台に起きれるようになり始業前に2時間ほど朝活していますが、以前は、
「これからたっぷり仕事するのに、よく朝から活動する気になるよね・・・」
という朝活否定派で、「いかにギリギリまで寝てられるか」を実践していました。
ただ、以前仕事で行き詰った時にそんな生活パターンが嫌になり、「何かを変えないとダメだ」というきっかけで「早起き+朝活」を始めました。
夜型生活が長く早起きは何度も挫折していたので正直不安ばかりでしたが、いざ始めてみると
「早起き+朝活が、自分の人生を大きく変えてくれた」
と言い切れるほど大きなメリットをもたらしてくれました。
そこで今回は、
- 朝活ってそんなにメリットあるの?
- 朝活してみたいが、そもそも早起きできるのか・・・?
- 朝活したら日中は眠くなりそうだけど?
- 朝活って具体的に何してるの?
などなど、「朝活」に関するもろもろについてお伝えしたいと思います。
これから朝活を始めようと思っていたり気になっている人の参考になればと思います。
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朝活はメリットが大きい
早起きができず「ギリギリまで寝てる派」だったわたしが、8年以上朝活を続けられているのは、実利的なメリットが大きいと実感しているからです。
以前は、「朝活やってる人=朝活をやっていること自体に酔っている人」と思うくらいひねくれていましたが、実際に始めてみると思っていた以上のメリットがありました。
では、どんなメリットがあるのかを書いていきます。
1.やりたいことができる
冒頭でも書いたような「忙しくてやりたいことの時間がない」、「夜は疲れてやる気になれない」など、「やりたいことがあるのにできない」という状態を解決できます。
わたしも夜型生活時代はこれと同じ状態で、読書や勉強が思うようにできませんでしたが、朝活のおかげでやりたいことの時間を持てるようになりました。
大げさではなく「1日が24時間以上になった!」という感覚になりました。
「時間をつくる」というだけなら夜でもできますが、1日活動した後よりも朝の方がよっぽど集中してエネルギッシュに活動できます。
2.はかどる
1番に実感するメリットは「はかどる」です。
ずっと夜型生活だったのでよく分かりますが、同じ1時間でも朝と夜とでは効率が全然違います。
読書や勉強ならどんどん頭に入ってきますし、アイデア出しや考えごとの整理などアウトプットの効率もいいです。
朝目覚めてからの2~3時間が「脳のゴールデンタイム」と言われていますが、「夜の疲れた脳と朝のフレッシュな脳とではこんなにエネルギーが違うのか」ということを実感できます。
また、オフィスで朝活をすると始業前は人が少ないですし電話が入る時間でもないので、集中力も高まってますますはかどります。
3.一日を落ち着いてスタートできる
朝活をすると、始業前にその日のスケジュールの整理や1日のイメージができている状態で仕事に入れるので、落ち着いてスタートできます。
また、朝活中に仕事でたまっている雑務などを終わらせておけば、思考力や時間を必要とする業務に集中して取り組めます。
いつも始業時間のギリギリに出勤していたのでよく分かりますが、忙しくてバタバタしたり時間に追われることの大半は、こうした準備や段取りが不足していることで起こります。
わたしは朝活中に仕事はしませんが、スケジュールを整理したり1日の流れをイメージするようにはしているので、気持ち的にも時間的にもゆとりが持てるようになりました。
4.集中できる
朝活の時間帯が「脳のゴールデンタイム」なので集中できるというのもありますが、朝活は時間に制限がある(その後に仕事などがある)ためその意味でも集中できます。
これが夜だと脳は疲れていて時間に制限もないので、集中できずダラダラと過ごしてしまいます。
時間制限があるとメリハリが効いて時間を効率的に使えるようになります。
5.生活リズムが整う
朝活を始める前は夜だけが自由な時間だったので、寝る時間を決めずにいつも夜中まで起きて朝はギリギリまで寝てるという生活リズムでした。
それが朝活を始めると、先述したように1日の活動がスムーズになり時間も効率的に使えるようになったおかげで、ムダな残業が減り早く帰れるようになりました。
また、夜は早めに眠くなるためダラダラ過ごすこともなくなりました。
このように、朝活を続けると「早起き・早寝」が習慣化されて1日全体の時間の使い方が計画的になり、生活リズムが整うようになります。
6.自分をコントロールできていると感じられる
「朝を制する者は一日を制する」という言葉の通り、自分の意志で朝から活動すると自分をコントロールできていると感じられ、充実感や達成感が生まれます。
わたしが朝活を始めた時は、この感覚がモチベーションとなり続ける力を与えてくれました。
また、朝活に必要な「早寝」の習慣を定着させるには、日中の時間の使い方や仕事後の過ごし方も考慮する必要があるので、1日全体をコントロールできていると感じられるようにもなります。
7.時間とお金のムダ使いが減る
時間については、これまではお伝えしたように朝活効果によって生産的・効率的に活動できる時間が増えるため、ムダな残業やダラダラ過ごす「時間のムダ使い」が減ります。
お金については、今までの使い方にもよりますが、わたしは早寝のために仕事後の飲みや付き合いを減らしたので、その分の出費が減りました。
朝活をする上で新たな出費があるかもしれませんが、自己投資と考えれば「お金のムダ使い」ではないと思います。
朝活の始め方
このように、朝活はメリットにあふれているので、魅力に気付いてしまったあなたにはすぐにでも始めてほしいのですが、その前に朝活を始める上でのポイントを4つお伝えします。
これらのポイントを知っておくと朝活を無理なくスムーズに始められると思います。
1.睡眠時間を削らない
朝活を始める上でまず必要なのが、当然のことながら今までよりも早く起きることですが、だからといって"睡眠時間を削って早起き(朝活)する"というやり方はしないでください。
わたしはベローチェで朝活をしていて寝てる人をよく見かけますが、「だったら無理に朝活しないでちゃんと睡眠取ればいいのに」といつも思います。
朝活の時間帯(脳のゴールデンタイム)に眠いというのは睡眠不足の表れですし、そんな状態では朝活のメリットを得られないどころか日中のパフォーマンスも低下してしまいます。
朝活の目的は「脳が活発に働く時間帯を有意義に使い、生産性の高い1日を送ること」ですので、睡眠がしっかり取れていないと本末転倒になってしまいます。
睡眠時間をしっかり確保して脳も身体もスッキリした状態で活動してください。
2.早寝を意識する
睡眠時間をキープして朝活するには、今までよりも早く寝るしかありません。
最適な睡眠時間は人それぞれですが、7時間前後は確保したいところですので、起床時間から逆算してその時間に寝れるよう行動をコントロールしてください。
ただ、「早起きのコツ」でも書きましたが、わたしの経験ではこの早寝が結構大変です。
早寝するには、退社時間、帰宅時間、帰宅後の時間の使い方など、これまでの生活リズムを大幅に改める必要があるからです。
★☆ 早寝のコツ ☆★
早寝をするには、残業、飲み会、テレビ、パソコン、スマホ、読書、ゲーム・・・ など、つい時間を費やしてしまうことに対して「やらない」か「時間を決めてやる」かのどちらかを選んで削減するしかありません。
以前のわたしのように、夜中1時や2時に寝るのが日常になっている場合は、そうなっている原因を見つけて行動パターンをガラリと変える必要があります。
ただ、一気に2~3時間も早く寝る生活にするのは大変なので、まずはいつもより30分早く寝れるよう生活リズムを見直してください。
3.やりたいことから始める
朝活で何をするか決める際の最重要ポイントは、「やりたいことから始める」です。
まずは、「時間があればやりたいこと」「前からやりたかったこと」を選ぶようにしてください。
なぜかというと、朝活は習慣にするのが最も難しい早起きとセットで始めるため、少しでも負担を軽くする必要があるからです。
「習慣化のコツ」でも書きましたが、新たに何かを始めようとする時にあれもこれもといっぺんに始めようとすると挫折しがちになります。
なので、始めは早起きと朝活の習慣を定着させるために、楽しめたりメリットを感じられる活動を選んでください。
朝からテンションも上がり充実感を持って1日をスタートできます!
4.時間と場所を決める
朝活ですることが決まったら、あとは時間と場所を決めてスタートです!
ちなみに、「いつも同じ時間・同じ場所」で朝活すると続けやすくなります。
これも「習慣のコツ」に書きましたが、時間と場所を固定化するといちいちそれを決めるストレスがなくなり、習慣化がスムーズになるからです。
せっかくなら、電車の空いてる時間帯に会社の最寄り駅まで着いておいて、オフィスやその周辺で朝活できれば理想的です。
ただ、朝活の種類によっては、家やその周辺での活動が適していることもあるので、どちらにせよ快適に続けられる場所を選んでください。
朝活でしてること
「これが朝活です」という決まりはありませんが、朝活にはどんなものがあるのか挙げてみます。
- 読書
- 新聞を読む
- ニュースをチェック
- アイデア出し
- 情報の整理
- ブログを書く
- 集中力が必要な仕事をする
- たまっている雑務を終わらせる
- 一人年中サマータイム
- 資格の勉強
- 英語の勉強
- ビジネススキルの勉強
- 起業や副業の勉強
- 投資の勉強
- ランニング
- ウォーキング
- ジム
- ストレッチ
- ヨガ
- 瞑想
- 趣味
- お片付け
- 朝活会に参加
- 朝活で朝コン
朝活の不安やデメリット
「朝活なんてしたら眠くなるし疲れて仕事にならないでしょ。ギリギリまで寝てないと」と本気で思っていたので、朝活を始める時は正直不安でした。
そんな朝活の不安やデメリットについて、わたしの経験や感じたことをまとめてみます。
日中に眠くならないの?
わたしは朝活を始める際、「早起きのコツ」に習って以前より睡眠時間を少し長く取るようにしたため、眠気を感じることはほとんどありませんでした。
夜中1時や2時に寝るのが日常になっていたので、早寝の生活リズムにするのは苦労しましたが、睡眠時間を削るやり方をしなかったおかげで眠気問題は起きませんでした。
ただ、帰りが遅くなって睡眠時間がいつもより少ない時は、午後にガッツリ眠くなってました。
「習慣化」するには毎日続けることが大事ですが、睡眠不足で朝活するのは効果的にも身体的にもデメリットが大きいと感じるので、早寝できない時は無理せず睡眠を優先してほしと思います。
夕方にバテそうだけど?
朝活を始めたころは夕方あたりに疲れを感じることがありました。「1日が長いな・・・」と。
ただ、早起き・早寝の生活リズムに慣れてくると「1日が24時間以上になった!」という得している気分に変わりました。
朝活を始めたことで先述してように起きている時間はむしろ減ったのですが、生産的に活動できる時間が増えたおかげでそう感じるようになりました。
ちなみに、朝活で激しめの運動は避けた方がいいと思います。
わたしは以前、マラソン大会に向け追い込んで朝から10kmとかを記録更新級の勢いで走っていましたが、午後はクタクタになっていた覚えがあります。
やり慣れている運動でも激しくやってしまうと当然疲れますので、ほどほどにお願いします。
朝活のデメリットは?
寝不足で朝活しない限りデメリットを感じたことはないですが、早く帰るようになったので仕事後の付き合いは悪くなりました(笑)
朝活自体にデメリットはないと言えますが、
- 寝不足で朝活する
- 仕事が忙しくて早寝できない
- 夜の付き合いが多くて早寝できない
- 早起きしてまでしたいことがない
- 夜活の方が向いている
というような場合は、朝活のメリットを感じられないと思うのでおすすめはできません。
おわりに
以前、仕事で行き詰った時に「何かを変えないと」という思いから始めた朝活ですが、それを選んだ理由は経営コンサルタントの大前研一さんの言葉に影響を受けたからです。
大前さんは「時間とムダの科学」(プレジデント社)という本の中で、
人間が変わる方法は三つしかない。一つ目は時間配分を変える、二番目は住む場所を変える、三番目は付き合う人を変える、この三つの要素でしか人間は変わらない。
もっとも無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。かつて決意して何か変わっただろうか。行動を具体的に変えない限り、決意だけでは何も変わらない。
そして、時間、場所、友人の中でどれか一つだけ選ぶとしたら、時間配分を変えることが最も効果的なのだ。
ということを言われています。
「時間配分を変える」ことで具体的に自分がどう変われるのかをイメージできませんでしたが、「行動を変えない限り何も変わらない」ということで、早起き+朝活を始めました。
いざ始めてみると「自分はどれだけの時間をムダにしてきたんだろう」と思えるほど1日が有意義になりました。
「習慣を変えれば人生が変わる」と言われてますが、早起き+朝活の習慣は特にその影響が強いと実感しています。
なので、
- 何かを変えたい
- 人生を好転させたい
- 日々の成長を感じたい
- 充実した毎日を送りたい
- 1日をもっと有意義に使いたい
というように思った時は、大前さんの言われる「行動を具体的に変える」方法として、ぜひ朝活にチャレンジしてほしいと思います。
この記事が、「朝活にチャレンジしたい!」「朝活のメリットを実感したい!」という人の参考になれば嬉しいです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(__)m