こんにちは。ななこの身勝手ぶりに嫌気を感じているイノタスです。
前回の記事では、電子マネーnanaco利用時の「nanacoポイント」還元率が、2019年7月以降、1%→0.5%に半減される件について書きました。
今回は、同時に発表された「セブンカード利用時のポイント還元率も減る・・・」についてです。
セブンカード利用時のnanacoポイント還元率も減少
セブン&アイホールディングスは、グループ内のクレジットカード「セブンカード」利用時に付与する「nanacoポイント」の還元率を、2019年7月より0.5%減らすと発表しました。
現状、セブンイレブンやイトーヨーカドーでセブンカードで決済すると1.5%の高還元率ですが、7月以降は1%に減るため、セブンカードで支払うメリットがほぼ無くなります。
電子マネー「nanaco」利用時の還元率も半減(1%→0.5%)されるため、「こっちも減るんかい・・・」という思いです。
※変更日時
【クレジット払い】(イトーヨーカドー、ヨークマートでセブンカードを利用する場合)
2019年7月1日(月)午前0時 ※上記以外:2019年7月16日(火)午前0時
【カード提示の現金払い】
2019年7月1日(月)午前0時
「1nanacoポイント=1円」として買い物に使えるため、セブンカード利用者にはショッキングな発表です。
セブンカード利用時のnanacoポイント付与やメリット
現状、セブンカード利用時のnanacoポイント付与は以下の通りです。
上記の内、セブンイレブン、イトーヨーカドー、ヨークマート、デニーズでのセブンカード利用時に、nanacoポイント還元率が1.5%→1%に減ります。
また、「ポイント二重取り」の場合、セブンカードからnanacoへのチャージ分(還元率0.5%)は変更ありませんが、nanaco利用時の還元率は半減(1%→0.5%)されます。
メリットがほぼ無くなる → だったら他の使うよ
セブンカードを利用する主なメリットは、
- セブンイレブン、イトーヨーカドー、ヨークマート、デニーズでの利用で高還元率1.5%
- 毎月8のつく日(8日、18日、28日)は「ハッピーデー」として、イトーヨーカドー全店でnanacoかセブンカードで支払いをすると、ほぼ全品5%OFFになる
- nanacoへのチャージでnanacoポイントが付与(0.5%)される
- nanacoへオートチャージできるのはセブンカードのみ
などありますが、今回の変更により、
- 還元率1.5% →1%に変更なら、わざわざセブンカードを使う必要なし:楽天カード、ヤフーカード、dカードなど、ポイント還元率1%のクレカは他にもある。
- 「ハッピーデー」はnanaco払いでも適用され、今後は「7pay」でも適用が予想されるので、セブンカードじゃなくていい。
- nanacoポイントの「二重取り」はセブンカードしかできないが、二重に取っても1%なのでメリット薄い:ヤフーカードはnanacoへのチャージで「Tポイント」が貯まる(0.5%)
- nanacoへのオートチャージ機能が唯一残るメリットか・・・
というように、ほぼメリットが無くなります。
元々、通常利用時のポイント還元率が0.5%と低いため、セブンイレブンやイトーヨーカドーなど"1.5%還元店舗専用"のクレカでしたが、それが無くなるので利用価値ガタ落ちです。
おわりに
セブンイレブンやイトーヨーカドーを利用する人にとって、セブンカードとnanacoの組み合わせはメリットが大きかったですが、2019年7月以降はがっかりな感じです。
今回のポイント減少について、セブン&アイグループ側は、
- 9月から開始予定の新「セブンマイルプログラム」では、貯まった「セブンマイル」をユーザーの好きなタイミングで、nanacoポイントに交換できる。
- 「7pay」利用により、nanaco利用時と同様にnanacoポイントが付与され、サービス開始後一定期間は、ポイント付与率を上乗せするキャンペーンなどを行う予定。
「より多くのお客様に分かりやすく、使いやすい形で、複合的にメリットを還元します」
と説明していますが、現時点で判明している情報の限りでは、そうなっていません。
利用者から大不評を食らっている今回の発表ですが、
- セブン&アイグループが本当の意味で「複合的にメリットを還元」できるのか?
- nanaco離れ、セブンカード離れ、顧客離れが進むのか?
など、今後の動向にも注目です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(__)m