こんにちは。時間の浪費が減ったイノタスです。
見たい番組があるわけでもないのについつい見てしまうテレビ。
以前のわたしは、「朝起きればテレビ。家に帰ればテレビ」というように、自宅で起きている時間の大半をテレビに使っていました。
ある時、「生活リズムの主導権をテレビに握られている」と、こんなバカげたことはない!と思い見るのをやめました。
それから12年以上たちますが、テレビを見ない生活で困ったことは一度もありません。
「え!?家にテレビないの??」
当時も今もよく言われますが、わたしにとって「テレビなし生活」は人生を好転させました。
なので今回は、
テレビがない生活を12年以上送ってきたなかで、実感したことを書きたいと思います。
普段の生活の中で「見るのが当たり前」になっている人が多いと思いますが、テレビとのつき合い方を考えるきっかけになればと思います。
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テレビを見ることのデメリット
四六時中テレビを見ていたわたしが、見なくなって実感した「テレビを見ることのデメリット」をまとめてみます。
1.時間を浪費する
以前のわたしは、特に見たい番組がないのに何時間もテレビを見てしまうことがありました。
自分が見たい番組ならともかく、これほど時間のムダ使いはありません。
やるべきことが後回しになったり夜更かしの原因になっていたので、完全に生活リズムをテレビに支配されていました。
テレビを見れば見るほど頭が良くなるなら別ですが、時間や番組を限定せずに何となく見てしまうことが日常になっているなら、貴重な時間を浪費していることになります。
2.集中力を奪う
テレビがあるとつい見てしまうため、読書や勉強をしている合間にちょっと休憩のつもりでつけたはずが、ずっと休憩になってしまうことが多々ありました。
わたしにとってテレビの誘惑は強力で、やるべきことを放置させるパワーがあります。
また、テレビがついていると、人の話を上の空で聞いたり物事に集中できない状態になります。
テレビのある生活が当たり前になっていると気づきませんが、すぐやることやコミュニケーションの障害になっているケースが多いと感じます。
3.必要のない情報であふれる
天気や交通情報、為替や経済の動きなど、知りたい情報を得られるメリットもありますが、テレビから流れてくる情報の大半はどうでもいいものです。
やっかいなのが、事件や事故、スキャンダルなど、自分にとってどうでもいい情報なのに、聞いてしまうと気になったりそれについて考えたりしてしまうことです。
自分に必要のない情報が一方的に入ってくる環境は、脳や心を疲れさせます。
今やテレビレベルの情報はネットがあれば十分です。テレビに頼る必要がありません。
「情弱」なんて言葉がありますが、テレビから流れてくる表面的な情報を知っているか知らないかで「情強」「情弱」にはなりません。
4.思考力が低下する
テレビを見ている時のわたしたちは、完全に受け身の状態です。何も考えなくても一方的に情報が流れてきます。
受け身の状態で入ってくる情報は鵜呑みしがちになるため、気づかないうちにテレビで言っていることが自分の意見や考えだと錯覚してしまうことがあります。
また、自分の思考力を働かせることなくテレビからの情報だけで、"いろいろ分かった気になってしまう"のも怖いところです。
テレビが扱う内容は話題性のある偏った情報だけなので、それだけで世の中のことを分かった気になってしまうと思考範囲を狭めることになります。
テレビを見なくなると人生が好転する
テレビを見ない話をすると、「テレビを見ない生活なんて考えられない!」とよく言われますが、そういう人に限ってただ何となくテレビをつけて寝る直前まで見てるものです。
見ない生活が考えられなくても、実際やってみればメリットを実感できます。
1.使える時間が増える
総務省の調査によると、日本人は1日に平均で2時間以上テレビを見ているそうです。
あくまで平均ですが、「結構見てるな」と思いませんか?
「働き方改革」とか「職住近接」とか"自分の時間をより大切にしよう"という風潮のなか、ただテレビをやめるだけで1日2時間も自由に使える時間が増えることになります。
これほどの時間革命はないと断言できます。
職場の近くに住んだり残業時間を減らす努力をしても、毎日2時間捻出するのは無理ゲーですが、テレビをやめれば一発です。
もともとテレビを見る時間がないくらい忙しいか充実しているならともかく、「時間がない・・・」「最近寝不足で・・・」← テレビをやめれば一発です。
2.生活が充実する
わたしは、テレビの誘惑がなくなったおかげで、読書や勉強を集中してできるようになりました。
その後は、「イノタス式睡眠法」も取り入れたので、テレビを見てる暇がありません。
自由に使える時間が増えて「やりたかったこと」ができるようになれば、生活が充実します。
「テレビを見なくなったらやることなくて暇になる」という人には、「早寝」をオススメします。
「最高の睡眠」という記事でも書きましたが、日本は100ヶ国中で最下位になるほど睡眠時間が短く、約4割の人が6時間未満ということなので、
「やることないならさっさと寝ちゃいましょう!」と言いたい。
「テレビを見る以外にやりたいことがない」という生活も残念ですが、暇つぶしにダラダラと見るくらいなら、早寝して睡眠時間を確保した方がよっぽど生産的な毎日を送れます。
3.必要な情報を選べる
テレビを見なくなると、どうでもいい情報が流れてこなくなるため雑念が減り、脳も心もスッキリします。
「受け身」の情報入手ではなく「必要な情報は自分で選んで入手する」という方が、知識の整理や蓄積になります。
「世の中のことが分からなくなる」という不安を感じる人は、テレビへの依存度が高すぎなので、なおさら他のメディアを利用する習慣をつけてください。
今やテレビレベルの情報は、ネットやニュースアプリの方が欲しい情報だけをピンポイントで入手できて効率的です。
4.部屋が広く使える
テレビがないと置くスペースが空いて、ソファーやテーブルの配置も自由度が高くなります。
「テレビ台+テーブル+ソファ」という鉄板レイアウトの呪縛からも解放されます。
また、レコーダーや音響機器、ゲーム機もいらなくなり、リモコンやケーブル類もなくなるので、部屋がかなりスッキリします。
おまけに、購入代や電気代の節約にもなり、引っ越しの際にコンパクトな間取りを選べば、家賃を節約することもできます。
テレビが1台あるかないかで、部屋の使い方やスペースがこんなに変わるものかと実感できます。
テレビとのつきあい方
わたしがテレビを見なくなったのは、「つまらなくなった」とか「嫌いになった」という批判的なことではなく、「つい見てしまう自分をコントロールできないことが嫌になった」からです。
なので、
- 特定の番組しか見ない
- 時間を決めて見ている
- 見たい番組は録画して時間がある時に見ている
というように、視聴をコントロールできる人は無理にやめる必要はありません。
ただ、
- つい何時間も見てしまう
- それを後悔する時がある
- 見てないのにテレビがついている
- 世の中のことをテレビでしかキャッチしていない
というような人は、思い切って見るのをやめて生活の質を変えた方がいいと思います。
今やテレビに限らず、「自分の時間を奪う」魅力的なメディアやコンテンツがどんどん増えているので、時間や意識を支配されないようつき合い方には注意したいものです。
おわりに
わたしは、続けてきたことを「徐々にやめる」やり方が苦手なのでテレビも一気にやめましたが、「見たい衝動」もさほど起きず意外とすんなりサヨナラできました。
もちろん、見ない生活に違和感はありましたが、「やりたいことがいろいろできるな」という実感がありました。
「テレビをやめるだけで使える時間が1日2時間増える」というのは、この上ない時間革命です!
この記事がテレビとのつき合い方を考えるきっかけになれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(__)m