【応用編】習慣力を身につけるには? 習慣を続ける2つのコツと習慣がもたらす良い影響

前回の記事では、「習慣化9つのコツ」ということで、気合いや根性に頼らない習慣の身につけ方についてお伝えしました。

今回はその「応用編」として、前回ではお伝えしきれなかった部分を書いていきたいと思います。

 

さっそく、まず1つめは「習慣を続ける2つのコツ」についてです。

せっかく習慣が身についてきたり習慣化されたはずの行動が、何かのきっかけで「やらなくなってしまった」っていう経験ありませんか?

わたしは以前、それまで2年以上飲み続けていたサプリを飲まなくなったという経験があります。やめようと思ったわけでもないのに。

習慣の中には一度身につくとずっと続くものと、何年続いても突然途切れてしまうものがあるそうです。

ただ、理由があってやめるのは別として、自分にとって良いと思える習慣が続かなくなってしまうのは防ぎたい!

ということで、「ずっと続けたい!」と思う良い習慣をずっと続けられるコツをお伝えします。

 

2つめは「習慣がもたらす良い影響」についてです。

わたしが強く思う習慣の魅力に、「ひとつの習慣が次の習慣をもたらす」というのがあります。

これには2つパターンがあって、

  1. 何か1つ習慣化できたことで自信がつき、新たな習慣化にチャレンジしたくなる。
  2. 身についた習慣を続けることで、それに関連する習慣も身につくようになる。

というのがあります。

 

他にも、習慣化されている行動が増えると「時間と心にゆとりができる」という魅力もあります。

なので、そういった「習慣が持つ魅力」についてもお伝えできればと思います。

 

習慣を続ける2つのコツ

何らかのきっかけでせっかく身についた習慣が途切れてしまうことがあります。

そのきっかけは些細なことであったり、転職や引越しなど環境の変化であったり様々ですが、自分のためになっている習慣であればずっと続けていきたいですよね。

「習慣を身につけるコツ」があるように「習慣を続けるコツ」もありますので、それを2つお伝えしたいと思います。

 

コツ① 目的・目標を更新していく

前回の記事「習慣化9つのコツ」の中に、

何かを「習慣にしよう!」と思った時の"きっかけ(目的)"を忘れないようにする。

というのがありますが、その応用編です。

習慣の定着度に応じて、続ける「目的」とそれに沿った「目標」を更新していきましょう!というコツです。

 

例えば「早起き」なら、

  • 目的:満員電車にウンザリだから!
  • 目標:6時に起きる!

こんな感じで始めたとします。

ただ、続けられるようになってくると、どうしても油断やマンネリが出てきてしまい、

「今日は眠いから7時まで寝よう。しばらく6時に起きれてたし」とか、

「6時じゃなくてもいいかな。6時半でもまあまあ空いてるし」

という感じになったりします。

習慣化9つのコツ②で書いた「例外ルール」にあてはまる場合は別としても、この調子だと、

「ま、その気になれば早起きできるからな」

って感じで、習慣化される前に終了してしまいそうです。

こういったケースを防ぐために続ける目的と目標を都度、更新する必要があるということです。

 

いまの「早起き」の例ですと、

  • 目的:満員電車にウンザリだから!→ 集中したい仕事の時間にする!
  • 目標:6時に起きる!→ そのために23時までに寝る!

例えばこんな感じにアップグレードできれば理想的です。

 

わたしがランニングを始めたきっかけを振り返ると、

  • 目的:3ヶ月後のハーフマラソン大会に出る!
  • 目標:月・水・金に3km走る!

という感じでスタートしました。

ただ、大会が近づくにつれ、「このままだと大会に出た後は走らなくなりそうだな・・・」と感じたので、

  • 目的:フルマラソン完走!
  • 目標:1シーズンに4大会(ハーフマラソン)出る!

というように更新しました。

 

同じ行動を繰り返し行っていれば自然と習慣化されると思われがちですが、習慣の定着度に応じて続ける目的・目標を更新していかないと、続かなくなるケースが多いようです。

ポイントは、「習慣化された後にどうするか?」を習慣化される前に決めておくことです。

もちろん、習慣化された後も続ける理由を明確に持つことが長く続ける上で大事になります。

 

コツ② 変化をつける

前回の記事「習慣化9つのコツ」の中に、

「いつも同じ時間・同じ場所・同じ手順」で行うようにすると習慣化しやすくなる。

というのがありますが、その応用編です。

マンネリ化しないよう"あえて変化をつけて"それを防ぎましょうというコツです。

 

例えば、ランニングだとよくあるのが「走るコースを変えてみる」という方法。

ちょっと違う変化だと、シューズやウェアを新しくしてみるというのもあります。

早起きですと目覚まし時計を変える、時計から音楽に変えるとか、起きた後のルーティンを変えてみるといった感じです。

 

習慣を続ける上では、やはり「新鮮さ」や「目新しさ」が時折あったほうが長続きするので、自分なりにいろいろ工夫してみることが大事です。

習慣がもたらす良い影響

わたしは、「習慣化のコツ」を知ったおかげでいろいろ身につくようになったのですが、つくづく「習慣を身につけられるようになって良かったな」と思うことがあります。

それが、これからお伝えする「習慣がもたらす良い影響」です。

 

ひとつの習慣が次の習慣をもたらす

冒頭でも書きましたが、これには2つのパターンがあります。まず1つめは、

1.何か1つ習慣化できたことで自信がつき、新たな習慣化にチャレンジしたくなる。

わたしの場合は、ランニングを習慣にできるようになったことで自信がつき、「早起き」にチャレンジしたという経験があります。

前回の記事でも書いた通り、「連続挫折」の影響で何かを習慣化することに強い抵抗を持っていましたが、ランニングを習慣化できたことで変わりました。

 

なので、以前のわたしと同じように「いつも続かない・・・」という人は、例えば、

  • 起きたらベッドを整える
  • 脱いだくつをそろえる
  • いつもより10分早く出社する
  • エスカレーターではなく階段を使う
  • 決めた時間に1分だけ瞑想する

など、すぐできる小さなことから始めてみてください。

もちろん、「やってみよう!」と思える行動を選ぶことが大事です。

 

たとえ小さな行動でも続けられるようになってくると、

  • 自分をコントロールできている
  • 自分が成長している

と感じられるようになってきて自信がつきます。

そうすると不思議なもので、新たなことにもチャレンジしてみよう!という気になってきます。

 

「ひとつの習慣が次の習慣をもたらす」の2つめは、

2.身についた習慣を続けることで、それに関連する習慣も身につくようになる。

わかりやすいのが「早起き」だと思います。

まず、早起きを習慣にしようとしたら「早寝」することになりますし、寝つきや目覚めを良くする習慣(寝る前はスマホを見ないとか)も身につきます。

あと、朝の時間が増えることで、読書や新聞、ストレッチしたり早めに出社して集中したい仕事をするなど、「朝活」の習慣も身にくようになります。

 

他の習慣の場合でも、

  • ランニング → ストレッチ、スクワット
  • 読書(インプット)→ アウトプット(日記、ブログ)
  • 整理整頓 → 断捨離

という感じに、ひとつの習慣を続けていくと他の習慣も身につくようになります。

 

先ほど書いたような「小さな行動」でも習慣化されると、

  • 起きたらベッドを整える → 寝まきもたたむ
  • 脱いだくつをそろえる → 履かないくつは下駄箱にしまう
  • いつもより10分早く出社する → 始業前に1つ仕事を終わらせる
  • エスカレーターではなく階段を使う → エレベーターに乗ったら片足立ちする
  • 決めた時間に1分だけ瞑想する → 何もしないリラックスタイムを5分取る

例えばこんな感じに、関連したりステップアップするような習慣も身につくようになります。

 

時間と心にゆとりができる

これも「習慣がもたらす良い影響」のひとつです。

時間にゆとりができる

習慣化されている行動は、

  • 決まった時間、決まったタイミングで「すぐ」できる
  • テキパキと効率的にできる

ということで、ダラダラと時間を無駄にすることが減ります。

以前のわたしの生活パターンは、
「やるべきことを後回しにして、その時間を週末にあて、結局は日曜の夜にバタバタする」というものでした。

でも、習慣が増えていくにつれ「時間に追われる」ということが減ったおかげで、時間にゆとりができるようになりました。

 

心にゆとりができる

いろいろな習慣が身についてくると、心にもゆとりが生まれます。

これは、「習慣化されている行動は、いちいち選択や決断の必要がないので、余計なエネルギーを使わなくて済む」からです。

 

何かを習慣にすることはもちろんラクではないですが、習慣にすることができればいろんな恩恵を受けることができます!

まとめ

今回の記事をまとめてみます。

習慣を続ける2つのコツ
  1. 目的・目標を更新していく
  2. 変化をつける
習慣がもたらす良い影響
  1. ひとつの習慣が次の習慣をもたらす
  2. 時間と心にゆとりができる

 

おわりに

「習慣を続けるコツ」を書こうと思ったのは、わたしが過去に大変な思いをしたからです。

ランニングを2年ほど続けていた時に、大会前に意気込んで走りすぎてしまいひざを痛めました。すぐに治ると思っていたのですが、結局まともに走れるようになるまで1年以上かかりました。(40過ぎるとこれだぁ)

その後、ランニングの習慣を再開することが初め以上に大変でした。

習慣について調べると、「一度やめたことを再開する方が、ゼロから始めるよりもはるかに大変」という内容ばかりでした。

なので、「習慣化のコツだけじゃなくて、習慣を続けるコツもちゃんと書いておこう!」と思ったのがきっかけです。

新たな習慣を身につけることも、それを長く続けることも決してラクではないので、「習慣化9つのコツ」と「習慣を続ける2つのコツ」を上手く利用してもらえればと思います。

あとは、小さなことでも何か1つを習慣にして「習慣がもたらす良い影響」を実感してもらえれば嬉しいです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございましたm(__)m